臨床心理士って何するの?カウンセリングって話すだけじゃないの?

「臨床心理士」とは、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です。

(出典:公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会より)

仕事の分野は、

医療関係(精神病院、ターミナルケアなど)
教育関係(スクールカウンセラー、市の子育てセンターなどでの検査や相談)
産業分野(メンタルヘルス対策、EAP会社)
民間でのカウンセリングルーム(有料でやっているカウンセリング)

などなど、いろいろあります。

中学校にスクールカウンセラーが配置されるようになってから、臨床心理士という名前も少し一般に知られるようになってきたと思います。

カウンセリングという名称もなんとなく聞いたことがあるという人も多いと思います。

基本的にはカウンセリングはコミュニケーション(会話など)をベース行うことが主になります。
子どもさんには、「プレイセラピー」といってプレイ(遊ぶこと)を通じてカウンセリングを行うこともあります。

「なぜ、話すだけでこころの問題が良くなるの?」
という気持ちをお持ちの方も多いと思います。

簡単に伝えすぎると誤解を招くことも多いと思いますが、誤解を恐れずに一言でいうと、
多くのこころの問題は、本来の自分を表現できないことから起こることが多いからです。

「そんなの話してくれればいいのに…」と親御さんや身近な人は思うと思いますが、
正直言いますと、本人も本来の自分がどこにあるか、分かっていないことがほとんどです。
それを一緒に考えながら見つけて、表現する方法を探していく共同作業がカウンセリングなのです。

 

 

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