代表挨拶

柏 太介(かしわ たいすけ)

中学時代には不登校を経験し心理的にも不安定な時期があり、カウンセリング等も受けたが、自分にあった支援が受けられず、苦労した経験がある。
そこで、様々な子供たちにフィットした支援を行えるような塾をつくりたいと考え、当塾を設立。

プロフィール

アメリカの大学に留学後、日本で障がい者支援業に関わる。その経験を活かして、障がい者支援コンサルティング業を開業。その後心理学を活かした個別指導塾のシオズトータルサポートを始める。

この学習塾を立ち上げようと思ったきっかけ

本人の機能的な苦手さから、勉強に取り組むことが難しかったり、ある教科が非常に苦手だったりする人がいます。

それが理解されずに、ただ「怠けている」「やる気がない」と理解されて、勉強が苦手なまま進んでいってしまい、自信がなくなってしまう場合があります。 実際に、大人の引きこもり傾向の方や、発達障がいの傾向がある方の支援を行ってきましたが、ほとんどの場合自分に自信がなく自分への評価が非常に低いのです。

新しいことへの学習に関する自信がなく、何かに取り組んでも「自分には出来ないのではないか」と考え、取り組むことが出来ずにいるのです。

そのような経験の中で、もう少し早い段階から支援できないか、また 本人にとっても もう少し早くから自身の特性を理解してもらいながら支援を受けていれば、社会生活において生きやすかったのではないかと考えてきたのです。

勉強以外に得意なことがあって 評価されることもありますが、学生時代における多くの評価基準が学校での勉強なのもまた事実です。

そのような中で良い評価がずっと得られないと、自信がなくなってしまったり自分を肯定することができないという状況が続いてしまうのです。 そういった状況が続くことで、本来その生徒さんが持っている機能的な難しさだけではなく、そのことから歪んでしまった気持ちや物事へのとらえ方がさらに勉強を難しくしてしまっているのです。

勉強が出来る事だけが人生ではありませんが、何かに向けて頑張ることや何かをやり通す力は、社会人になったとき必要になる力だと思います。

様々なお子様が勉強することを通してそのような力を身につけていってもらうこと、最終的には自分に自信をもって肯定してもらうようになること、それが私の目標です。

その目標を叶えるため、また少しでも生きづらさを抱える人の一助となるため、この塾を立ち上げました。

この仕事の魅力、一番面白いところは何ですか?

生徒さんの成長を肌で実感出来る事です。

本人が前向きな言葉を発するようになることです。 一番嬉しいのは勉強を通して、本人の物事に対する見方や考え方が前向きに変わっていってくれることを実感できることです。そのことが、成績だけではなくこれからの生徒さんの社会生活もよい方向に進んでいってくるのではないかと感じさせてくれた時、この仕事の面白さを実感します。

学習塾を運営してきて、嬉しかったこと、感動したこと

当塾に来る生徒さんの中には、勉強することを嫌がる生徒さんや、少し難しいと感じると勉強に、そして机に向かうこと自体が難しくなる生徒さんがいます。

例えば 少し難しい問題にとりかかろうとすると眠くなってしま ったり、問題が分からないと取り組むことをあきらめたり、文句を言ったりすることがあるのです。

そのような生徒さんが、勉強を頑張ろうとしてくれるようになることです。 それだけではなく、前向きな言葉を発せられるようになることです。 自分を卑下するような言葉 「 どーせ、クラスではキャラが定着しているので何をやってもダメ」「 友達に相手にされない」などの言葉を多く使っていた生徒さんに、認知ソーシャルトレーニングも授業に組み込みつつ視野を広げていってもらえるように促していくことで、自分や他者への見方が変わり、少しずつ自分に自信を持ってくれるようになっていきました。

学年が変わるころには、「自分の可能性を試してみたい」と授業の日数を増やしたり、宿題をきちんとやってきたりするようになる等、学習に非常に積極的に取り組むようになりました。学校生活でも友人も増えてきて、体育会系の部活にも入り充実した学校生活を送れるようになった生徒もいます。

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