前回までの記事では算数・数学において計算ミスを減らす方法をご紹介しました。
では次にケアレスミスが多くなってしまう教科はどれでしょうか、、
計算ミスが多いお子様を見られるとお分かりかもしれませんが、それは英語です!
なぜ英語なのか、それをご理解頂くには認知機能の知識が必要となります(こちら)が、
英語1文にしてもスペルたピリオド、大文字小文字等ミスを誘発する箇所が多いのが直接的な原因です。
それでは国語はどうかというと、こちらもミスをしやすい箇所は多いですが、日本人として日本語を読む・書くことに慣れ親しんているため、認知のインプットがスムーズに行えることで、英語に比べてはミスが少なくなるのです。
そこで今回は英文を書くことにおいて、瞬時にミスを減らす方法をレクチャーします(慣れれば無くなります)。
まず、英文を書く中でミスが多くなるのは以下の点です。
・アルファベットの書きミス
・スペルミス ・大文字、小文字ミス ・単語間の不必要なスペース、スペースの不足 ・ピリオド、クエスチョンマーク等文末書き忘れ、間違い ・コンマ、アポストロフィー忘れ |
となります。
それでは、上記のミスをどうやって減らすのか・・・
シンプルな解決策があります。
まず前提として、よくある「予め気を付けてミスしないように英文を書く」という方法は
確実に機能しません。
これまで様々なお子様を見てきましたし、またADHDの傾向があるお子様にもお教えしてきましたが、
どれだけ気を付けていても文章を書く時点では、ミスは出てしまいます。
なので、私が伝えるミスを減らす方法では、
英文を書く際はミスが出るものとして、ミスに気を付けるよりも、問題そのものを解く方向に認知のキャパシティを使ってもらいます。
つまり、
「ケアレスミスはあるものとしてまずは問題を解いて」と声掛けします。
その後英文1つ毎などではなく、数文ずつ区切りをつけてもらうようにします。
区切り方に慣れてもらうため、テスト等では大問1つ毎などあらかじめルールを決めておきます。
そして、
その区切りごとにそこまでに解いた英文に対して、上記のミスが多い箇所を一つずつチェックしていきます。
確認のため、再度書きますが
|
この順番でミスがないか確認していきます。
例えば、区切った時にチェックする英文が5文あれば、まず5文ともにアルファベットの書きミスがないかチェックし、
次にスペルミスがないか・・と上記の順番通りにチェックしていきます。
順番は進めば進むほど細部を見なければならないように並べています。
これを繰り返し行っていけば、ミスは減ります、というより
英文を書くとほぼ全てにおいてケアレスミスが出てきてしまうADHD傾向がある生徒さんにこの方法を実践してもらうと、
最終的にはケアレスミスをしなくなり、英語の期末考査では、80点台を叩き出すようになりました。
今ではその生徒さんにとって、英語が得意科目となっております。
まとめ
今回ご紹介した、英文を書く際のケアレスミスを減らす方法とは、
ケアレスミスをすることは大前提として、
それを如何に効率よくチェックして、ミスを潰していくかという方法でした。
こちらの方法は、チェックのルールさえ設定すればどの科目においても応用できます。
是非実践して、ケアレスミスとはさよならしましょう!
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